得意先の倒産で売掛金を回収できず代表者も会社も破産で解決した事例

概要

紳士服の製造販売を行ってきたが、次第に売れ行きが悪くなり、会社の借金も増えていったところ、おり悪く得意先の倒産で多額の売掛金が回収不能となり、代表者も会社も破産で解決した事例。

相談者

Cさん、60代男性、自営業者。

相談前

Cさんは、紳士服の製造販売を長年行ってきました。景気が良いときは年間の売り上げが2億円以上になった時期もありましたが、次第に安い製品に押されて売り上げが減少し、会社資金繰りのため金融機関からの借入も次第に増えて行きました。

数名いた従業員にも次第に辞めてもらうなどして、経費の削減により乗り切ろうとしてきましたが、得意先がおり悪く倒産してしまい3000万円の売掛金が回収不能となりました。これがCさんに残っていた気力をくじいてしまい、会社も代表者個人も破産申立をすることを決めて当事務所を訪れました。

相談後

会社の負債は債権者が20社ほどで、債務額は合計金7000万円ほどでした。

Cさんは処分できる資産はほとんど自分で処分して破産申立費用を用意していましたので、ご相談から短期間で破産申立を行い、破産手続の開始にこぎ着けました。Cさんの財産処分に問題はなく、個人の債務についても免責決定を得ることができました。

弁護士からのコメント

会社の負債が膨らんで事業を継続することが不可能だと見極めてから破産申立のご相談に来る方がほとんどですが、申立費用が破産管財人への引継ぎ予納金も含めて最低でも50万円程度はかかりますので、その準備が大変となります。

申立費用をどのように工面するかが大きな課題であり、破産手続が始まってからでも費用調達の仕方に関して様々な問題が生じる可能性があります。詳しくはこちらのコラムをご参照ください。⇒会社と社長の破産について知っておいてもらいたい4つのポイント